
女性がなりやすいびまん性脱毛症とは?原因や改善・治療方法を紹介
- 2025.03.28
女性がなりやすいびまん性脱毛症とは髪が全体的に薄くなる症状です。
「分け目の地肌が目立つようになった」「昔よりも髪のボリュームが出にくくなった」という症状がある場合、びまん性脱毛症の可能性があります。
女性がびまん性脱毛症を発症するのは様々な原因があります。
割合が多いのは、加齢などによるホルモンバランスの乱れが原因のパターンです。
「自分はびまん性脱毛症かも?」と気になりだした人は、まず以下の2点を知っておきましょう。
- 女性のびまん性脱毛症は自然に治る可能性は低い
- 投薬治療を症状が軽度の段階からスタートするのが大切
女性のびまん性脱毛症はホルモンバランスの乱れが原因で発症する事が多いため、自然治癒する可能性はほとんどありません。
びまん性脱毛症は初期段階で治療を始めることによって、早期の改善を見込めるだけではなく治療の費用も抑えることができます。
この記事では、びまん性脱毛症に悩む女性に向けて、詳しい症状や発症する原因、改善するための治療方法について紹介します。
女性に多いびまん性脱毛症とは?主な症状を解説

びまん性脱毛症とは広範囲に薄毛が広がる症状の総称です。
女性は男性のように頭部や生え際など部分的に薄毛が進行するのではなく、びまん=一面に広がりはびこるという意味の通り髪全体の密度やボリュームが徐々に減ることが多く、この症状をびまん性脱毛症と言います。
中でも分け目やつむじから徐々に薄毛が広がっていく症状が一般的です。
女性の脱毛症の中でもびまん性脱毛症は発症する人が多く、原因は加齢、不規則な生活、ストレスなど様々あり、原因は一つではないこともあります。
びまん性脱毛症の主な症状は以下です。
- 髪の分け目の地肌が見えやすくなってきた
- 髪が細くなってきた
- 抜け毛が増えた
- 髪のハリやコシが減ってきた
びまん性脱毛症は時間をかけて薄毛が徐々に進行するため、症状の悪化に気づきにくく、治療を開始するまで遅くなってしまうことが多いです。
できるだけ症状が軽度の段階から治療を開始すると手遅れになることを防げ、費用を抑えて治療を進められます。
びまん性脱毛症かも?となんとなく薄毛の症状が気になりだした人は、まずはオンライン診療で医師に相談してみましょう。
今抱えている薄毛の悩みを相談して診断を受けることで、改善に繋がる治療の提案をしてもらえます。
薄毛の症状に悩んでいるとストレスを感じ、余計に薄毛が悪化する原因となります。
薄毛が軽度の段階で治療の一歩を踏み出すことで、効率的に短期間で薄毛の改善に繋がります。
センシティブで人に知られたくない悩みだからこそ、びまん性脱毛症の治療は人に会わずにプライバシーが守られるオンライン診療がおすすめです。
びまん性脱毛症か自分でチェックする方法として、毛髪牽引試験という以下の方法があります。
頭皮3箇所以上を40本程度引っ張り、抜けた髪の毛の本数を数えます。
- 正常:3本程度
- びまん性脱毛症の疑い:4~6本程度
ただし、このセルフチェック方法は個人差があり正確ではないためおすすめできません。
女性がびまん性脱毛症の原因はホルモンバランスの乱れなど様々ある
女性のびまん性脱毛症は、ホルモンバランスの乱れや栄養不足、頭皮環境、自律神経の乱れなど、様々な要因で発症します。
その中でも主にホルモンバランスが乱れて女性ホルモンが減少することで、びまん性脱毛症になる場合が多いです。
女性ホルモンの一種であるエストロゲンは発毛に欠かせない役割があります。
そのエストロゲンの分泌量が様々な要因によって減少することで、びまん性脱毛症の原因となるのです。
- ホルモンバランスの乱れ(加齢・出産・睡眠不足・ストレスなど)
- 栄養不足
- 頭皮環境の悪化
→ 発毛に必要なエストロゲンの減少・成長ホルモンの分泌減少
→ タンパク質や亜鉛など発毛に必要な栄養素が不足している
→ 誤ったヘアケアやカラーリング・シャンプーなど頭皮への負担
ホルモンバランスの乱れに関わる原因
女性ホルモンは加齢によって減少します。
エストロゲンという女性ホルモンは、髪の成長や抜け毛の抑制、髪の質を向上させる役割があるものです。
加齢や閉経によってエストロゲンが減少すると、髪の成長が妨げられることで薄毛を引き起こします。
エストロゲンは30代後半になると減少し始め、閉経前後である40代後半から50代前半の更年期になると急激に減少する傾向にあります。
そのため、女性ホルモン(エストロゲン)が減少しやすくなる40代前後にびまん性脱毛症を発症しやすい傾向にあります。
睡眠不足や食生活の偏りなど不規則な生活もホルモンのバランスが崩れやすくなるため、びまん性脱毛症を引き起こす原因となります。
睡眠が不足すると、髪の生成に必要な成長ホルモンの分泌量が低下し、発毛が妨げられることからびまん性脱毛症を引き起こしやすくなります。
また、髪の成長にはアミノ酸や亜鉛などを食事から摂取することも大切になるため、食生活の偏りや無理なダイエットも抜け毛が増えやすくなったり、髪のハリやコシが失われたりする原因となります。
仕事や育児、介護などによる過度なストレスが加わると、自律神経の乱れによる女性ホルモンの分泌減少や頭皮環境の悪化、亜鉛の不足を引き起こすため、びまん性脱毛症を発症しやすくなります。
ストレスがもたらすびまん性脱毛症への影響は以下の3つです。
①自立神経の乱れによる影響
過度なストレスが加わると自立神経が乱れ、女性ホルモンのエストロゲンが減少します。
発毛を促す働きがあるエストロゲンが減少することで、髪の成長が妨げられるため薄毛が進行しやすくなるのです。
また、ストレスによって自律神経が乱れると、交感神経が働き続けてしまいます。
交感神経 | 緊張・興奮状態を作る(血管が収縮) |
---|---|
副交感神経 | リラックスした状態を作る(血管が緩む) |
自立神経は上記のように交感神経と副交感神経があり通常はバランスが保たれていますが、ストレスを受けると副交感神経が優位になることで緊張状態が続き、血流悪化や睡眠不足が起こります。
- 血流の悪化・・・発毛に必要な栄養素が行き届かなくなる
- 睡眠不足・・・成長ホルモンの分泌量が低下
血流の悪化や睡眠不足によって発毛が妨げられるため、びまん性脱毛症が進行しやすくなります。
②亜鉛の不足
亜鉛は髪の元になるケラチンを合成するために必要な物質で、髪の生成をサポートします。
過度なストレスが加わると、亜鉛の消費量が増えて体内の亜鉛が不足するため、発毛が妨げられます。
③コルチコステロンの増加
ストレスが加わると、コルチコステロンという副腎皮質ホルモンが分泌されます。
コルチコステロンの血中濃度が上昇すると、発毛のサイクルが停止するため新しい毛の生成がされず、抜け毛が増えてしまいます。
ホルモンバランスの乱れ以外の原因
びまん性脱毛症は、頭皮の環境が悪化していることでも発症しやすくなります。
以下の行為は頭皮に刺激が加わりやすいです。
- カラーリングやパーマを短期間で繰り返している
- 1日2回以上シャンプーをする
- 洗浄力の強いシャンプーを使用している
- 洗髪後にドライヤーを使用せず自然乾燥をしている
- 爪を立てて洗髪している
- ドライヤーで熱風を頭皮に近い距離で長時間当てている
上記の行為を日常的に行っていると頭皮のトラブルを引き起こしやすくなり、びまん性脱毛症の原因となります。
びまん性脱毛症はホルモンバランスの乱れが発症する主な原因です。
女性は加齢や出産、閉経、更年期など、ホルモンバランスが乱れる体の変化が様々な機会で起こります。
男性もびまん性脱毛症を発症することはありますが、ホルモンバランスが乱れる機会は女性のほうが多いため、びまん性脱毛症は女性が発症しやすいのです。
びまん性脱毛症とFAGAの違いは?
びまん性脱毛症とFAGAは「女性の薄毛」として同じ意味合いで使われることが多いですが、厳密には異なります。
- びまん性脱毛症・・・広範囲に広がる薄毛の症状
- FAGA・・・加齢による女性ホルモン「エストロゲン」の減少や、自立神経の乱れによって発症する薄毛の症状
びまん性脱毛症は様々な要因によって起こる薄毛の症状、FAGAはホルモンバランスや自律神経の乱れによって発症する女性特有の薄毛の症状です。
つまり、FAGAによってびまん性脱毛症が発症することもあるということです。
びまん性脱毛症とFAGAは厳密には異なる意味合いですが、基本的な治療方法は同じパターンが多いため、びまん性脱毛症で悩んでいる段階で慎重に違いを把握する必要はありません。
びまん性脱毛症はゆっくりと進行することが多い
びまん性脱毛症は、基本的に数年かけて進行していくパターンが多いです。
ただし進行スピードには個人差があり、数ヶ月で進行する場合もあります。
時間をかけて進行する女性のびまん性脱毛症は、気付かないうちに悪化することも多いです。
症状が悪化してからでは治療を開始しても効果が現れにくくなったり、治療にかかる費用が高額になったりします。
びまん性脱毛症は「シャンプー後の抜け毛の量が増えた」「トップのボリュームが前より減って髪型が決まりにくい」など症状が気になりだした軽度の段階から投薬治療を開始するのがおすすめです。
薄毛の症状が軽度の場合、薬の種類や用量が少なくても発毛効果が現れやすく、治療にかかる費用も安く収まります。
また、女性は妊娠中や授乳中に服用・使用できない薄毛治療薬も多く、治療を先延ばしにすると投薬治療が受けられなくなる可能性もあることからも、早めの治療がおすすめです。
まずはいち早くクリニックのカウンセリングを受け、医師に症状や治療方法の相談をすることをおすすめします。
女性がびまん性脱毛症を改善する効果的な治療方法

びまん性脱毛症の症状が現れたら、まずは投薬治療から開始するのが一般的です。
食生活や生活習慣を正すことでびまん性脱毛症の改善に繋がる場合もありますが、得られる効果には限界があるため、まずは効果的な薬で治療を行うべきです。
内服薬や外用薬による治療+生活習慣・食生活の改善を併せて行うことで、効率的なアプローチができます。
女性がびまん性脱毛症を発症する主な原因はホルモンバランスの変化です。
乱れたホルモンバランスが自然に改善する可能性は低く、特に加齢による女性ホルモンの減少は永続的で自然回復しません。
そのため、一度びまん性脱毛症を発症したら、自然治癒することは少なく、治療が必要です。
びまん性脱毛症は投薬治療が一般的
女性のびまん性脱毛症は、主に以下の3種類による薬で治療が進められます。
ミノキシジルは毛母細胞が活性化することで、発毛に働きかける治療薬です。
また、ミノキシジルは血流促進効果もあり、発毛に必要な栄養素が行き届きやすくなる効果も得られます。
スピロノラクトンは、男性ホルモンを抑制する作用があります。
女性のびまん性脱毛症は、ホルモンバランスの乱れによって男性ホルモンが優位に働くことで発症するFAGAの割合が多いです。
スピロノラクトンによって男性ホルモンが抑制されると、薄毛の症状の改善に繋がります。
パントガールは頭皮や髪の元になる毛母細胞に栄養を届けて、髪の成長を促す内服薬です。
ケラチンやアミノ酸、パントテン酸カルシウムなど発毛や薄毛予防に必要な栄養素が含まれている薬で、サプリメントのような働きをします。
MerzPharmaceuticals社の臨床試験よると、3ヶ月間で約70%の人の抜け毛が減少したという結果が報告されています。
ただし、びまん性脱毛症の原因が栄養素の不足が原因ではない場合、パントガールでは薄毛治療効果が得られない場合があります。
びまん性脱毛症の投薬治療は、発毛に直接的な効果をもたらすミノキシジルから開始するのがおすすめです。
効果の高さを重要視する場合は内服薬、副作用の少なさを求める場合は外用薬を選択しましょう。
クリニックの薄毛治療は高いイメージを持つ女性も多いですが、DMMオンラインクリニックなど費用が安いクリニックであれば月2,000円程度で治療を受けられます。
びまん性脱毛症の治療期間は最低でも6ヶ月は必要
びまん性脱毛症を発症してミノキシジルやパントガールなど投薬治療を受けた場合、発毛効果を得られるまでは服用開始から最低でも3~6ヶ月程度かかります。
これはホルモンバランスの乱れなどによってヘアサイクルの成長期が短くなり休止期の状態が続いている状態をリセットし、正常なヘアサイクルに戻すためには3~6ヶ月の期間を要するためです。
ホルモンバランスの乱れによってびまん性脱毛症を発症している場合、薬の服用を中止すると再び薄毛が進行する可能性が高いです。
ただし、症状の様子を見ながら徐々に薬の種類や用量を減らして維持することは可能です。
その場合、薬の処方を受けているクリニックの医師と相談が必要です。
オンライン診療であれば、そのような治療過程の相談も自宅にいながらビデオ通話ですることが可能なため、通院の時間が確保しにくい女性も無理なく治療を継続できます。
女性のびまん性脱毛症の治療と併用するべき日常的な改善策

びまん性脱毛症はクリニックでの投薬治療と自分でも行える日常的な対策のどちらも行うことで、より効果的に薄毛と抜け毛の改善に働きかけます。
びまん性脱毛症を改善するには発毛に大切なビタミン、タンパク質、亜鉛を食事に取り入れ、バランスの取れた食生活を送ることが大切です。
偏りが無くバランスが取れた食事を送ることで、ホルモンバランスを整えることにも繋がります。
効果 | 栄養素 | 食べ物 |
---|---|---|
髪の生成をサポート | タンパク質 | 肉類・魚介類・大豆製品・卵など |
亜鉛 | 牡蠣・レバー・チーズなど | |
髪の成長・頭皮環境を整える | ビタミンB (頭皮の代謝をサポート) |
豚肩ロース・うなぎなど |
ビタミンC (抗酸化作用で頭皮環境を整える) |
緑黄色野菜・柑橘系のフルーツなど | |
ビタミンE (頭皮に栄養を届ける) |
ナッツ類など | |
ホルモンバランスの乱れを改善 | 大豆イソフラボン (エストロゲンと似た働きがある) |
納豆・きなこ・豆乳など |
1日3食バランスの取れた食事を送り、頭皮環境の悪化に繋がるコレステロールが多い食事は避けるようにしましょう。
質の良い睡眠を最低でも6時間とることで、髪の生成に必要な成長ホルモンが分泌しやすくなります。
女性は家事や育児などで時間を取られることによって睡眠不足になりやすいため、少しでも時間がある時は睡眠を取るようにしましょう。
日常的に頭皮に刺激が加わりにくいケアを行うことで、抜け毛の予防に繋がります。
洗浄力が強すぎず、アミノ酸が含まれているシャンプーを使用すると、頭皮環境が整いやすいです。
頭皮に負担がかかるパーマやカラーはできるだけ頻度を減らすことをおすすめします。
女性の薄毛・びまん性脱毛症の治療が受けられるクリニックを紹介
女性のびまん性脱毛症の治療は医療機関で受ける必要があるため、薄毛の症状が気になった段階でクリニックの診察やカウンセリングを受けましょう。
皮膚科でもびまん性脱毛症の治療は受けられますが、抜け毛よりも頭皮治療がメインとなり、専門医が在籍していることは少ないため、受けられる治療方法や治療薬の種類が限られます。
以下で紹介しているクリニックは女性のびまん性脱毛症に有効な薄毛治療薬の種類も豊富で、オンライン診療にも対応しているため、効果的な治療を自宅にいながら受けられます。
オンライン診療は電話やビデオ通話で医師による診察を受けて、自宅にミノキシジルやパントガールなどの治療薬が配送される方法です。
オンライン診療10~15分程度で完了し、通院せずに投薬治療が受けられるため、仕事や家事、育児などで自分の時間が確保しにくい女性にもおすすめです。
クリニック名 | 薬の種類・料金 | 診療の方法 | 診察料・送料 | おすすめポイント |
---|---|---|---|---|
DMMオンラインクリニック | ・ミノキシジル内服薬:月1,931円 ・ミノキシジル外用薬:月7,544円 |
オンライン診療 | 診察料:無料 送料:550円 |
ミノキシジル内服薬の料金が安い |
クリニックフォア | ・ミノキシジル内服薬:月5,890円 ・ミノキシジル外用薬:月6,039円 |
・オンライン診療 ・対面診療 |
診察料:無料(処方がない場合は1,650円) 送料:550円 |
ミノキシジル内服薬のトライアルプランあり |
AGAスキンクリニックレディース | ・ミノキシジル内服薬:月7,700円 ・ミノキシジル外用薬:月15,400円 ・パントガール:初月5,500円 |
・オンライン診療(初回は来院必須) ・対面診療 |
診察料:無料 送料:無料 |
治療薬の種類が豊富 |
女性のびまん性脱毛症の治療で用いられる治療薬は、ミノキシジル内服薬や外用薬、パントガールが一般的です。
その中でも直接的に発毛にアプローチする薬はミノキシジルとなっています。
ミノキシジル内服薬もしくはミノキシジル外用薬の取り扱いがあり、薬剤料と診察料、配送料といったトータル料金が安く抑えられるクリニックがおすすめです。
女性のびまん性脱毛症の治療は、原則的に保険適用にはならず自由診療です。
加齢などが原因のびまん性脱毛症は病気として認められておらず、治療は美容目的として分類されるためです。
ただし、甲状腺機能障害など疾患によってびまん性脱毛症を発症している場合は保険適用になります。
その場合は、甲状腺機能障害の治療を受けている病院で抜け毛の症状も相談しましょう。
自由診療の場合はクリニックによって治療にかかる費用が異なるため、できるだけトータル費用が安いクリニックを選ぶと、長期間治療を継続した場合も負担が少ないです。
女性のびまん性脱毛症は早期の治療が大切
女性のびまん性脱毛症は時間をかけて進行するため、気づいた時には症状が悪化しているパターンが多いです。
そのため、薄毛の症状が気になりだしたタイミングで治療を開始することをおすすめします。
早期から薄毛治療を開始すると手遅れにならず、ミノキシジルなど1~2種類の治療薬で改善が見込めます。
その場合、クリニックによっては月2,000円程度で継続ができるため、まずはクリニックのオンライン診療のカウンセリング予約をし、治療に向けた第一歩を進めましょう。