乳輪を小さくしたい
- 手術はどのような方法で行われるのですか?
- 大別して2通りあります。乳輪皮膚の内側をドーナツ状に切除する場合と外側をドーナツ状に切除する場合です。従来はらせん状に切除する方法もありましたが傷跡が目立つため現在は行われておりません。内側切除法では少ない切除面積で乳輪の直径を小さくすることができ、また傷跡が乳頭の根元になるため目立ちません。乳頭が扁平に低くなることを防ぐため、皮膚のすぐ下を、きんちゃく袋の閉め口のように縫います。 外側切除法では切除面積が大きくなり、傷も乳輪の外周につくため内側切除法に比べると多少目立ちます。この方法だと皮膚のすぐ下を、きんちゃく袋の閉め口のように縫わなくとも乳頭が扁平に低くなることはありません。いずれの方法も、切除輪(ドーナツ部)の幅があまり大きいと縫合部の円周差も大きくなるため、切除輪幅は1~1.5cmになり、結果として乳輪直径を2~3cm縮めることができます。
- 手術の時間はどれくらいかかりますか?
- 片方30分程度で終了します。
- 腫れや青あざ(内出血)はでますか?
- 腫れや青あざ(内出血)は、ほとんどありません。
- 傷跡は残りますか?
- 乳頭のつけ根部分に一周傷が残り術後数ヶ月は多少わかりますが、その後はほとんど目立たなくなってしまいます。
- 入院・通院は必要になりますか?
- 入院は不要です。手術直後から歩いて帰宅できます。通院は、経過中に特に異常がなければ1週間後の抜糸まで必要ありません。もちろん、希望者や異常があった場合の診察(要予約)はその限りではありません。
- 痛みはあるのですか?
- 局所麻酔時に注射の痛み程度で、手術中はほとんど痛みを感じません。術後局所麻酔がきれても、少しズキズキと痛むかほとんど痛みを感じない程度です。
- 何か注意する点はありますか?
- 術後7日間は乳輪に直接触れたり擦ったりせず、SEXを控えてください。また入浴を避けて手術翌日からのシャワー程度に留めておいてください。術後は抗生物質、痛み止めが処方されますが、処方分を継続して服用してください。
- 仕事は普段通りにできますか?
- 翌日から通常の仕事なら大丈夫です。水着を着用したり乳房を露出するような特殊な場合はその限りではありません。
- シャワーや入浴はしても大丈夫ですか?
- 術後1週間は入浴を避けて手術翌日からのシャワー程度に留めておいてください。シャワーの際には直接傷を濡らさないようにしましょう。
- リスクはあるのですか?
- 傷もほとんど目立たなくなり、特に重大な合併症もありません。
- 麻酔は?
- 局所麻酔で施行します。少しチクッとしますが、片側1分程度で麻酔が完了します。
- SEXは避けた方がいいのですか?
- SEXそれ自体には影響ありませんが、バストを強く触れられると傷が開く可能性があるためバストへの接触は2~3週間は避けた方が良いでしょう。
- 乳首の感度に変化はでるのですか?
- ほとんど心配ありません。術後しばらくの間は局所麻酔が残っており、一時的に鈍い感覚がある場合もありますが、それも時間と共に元に戻ります。
- 授乳への影響はあるのですか?
- 乳管を傷つけないので影響はありません。
まずは、お気軽にご相談ください